浜松パワーフード
Hamamatsu pawar food
徳川家康公を支えた浜松 、
浜名湖地域産の旬食材
温暖な気候や豊かな自然に恵まれた浜松・浜名湖地域では、生産・漁獲される食材が農産物約170品目、水産物約150品目にのぼります。浜松では、豊富な旬の食材が、豊かな食文化を育み、人々の健康を支え、浜松人の「やらまいか精神」という活力を養ってきました。
また、この浜松の地で17年間を過ごした徳川家康の躍進を支えたのも浜松の食材だったと言われています。のちに天下人となった家康公の躍進を支え、現在も浜松の「健康寿命日本一」を支える浜松産の旬の食材、及びその食材を使った料理を「浜松パワーフード」と定義します。
浜名湖のすっぽん
浜松は「すっぽん養殖発祥の地」です。今から100年以上前に服部中村養鼈場が浜名湖畔に養鼈場を創設したことですっぽん養殖の歴史がスタートします。
「気候が温暖」で「養殖池を造成することが可能な遊休地」があり「東京と大阪の中間地点で鉄道も整備され経済的利便性が高かった」といった理由から、この浜松、浜名湖が「適地」として選定されたといわれています。
「高級食材」としてのイメージが強い「すっぽん」ですが、「高たんぱく低カロリーでコラーゲンが豊富」ということから、女性にも人気の食材として注目されています。
浜名湖のうなぎ
浜名湖のうなぎの養殖の歴史は今から100年以上前の明治33年、クロコ(クロコウナギ)と呼ばれる体長15cm程に成長したうなぎを捕獲しそれを育てるという、当時としては画期的な方法でスタートしました。
服部倉治郎氏が「浜名湖がうなぎの養殖に適している」として、現在の西区舞阪町に養鰻池を作ったことに始まります。
その後に村松啓次郎氏がシロコウナギ(卵からかえって間もない色が白いウナギ)から育てる養殖方法を確立し、生産量を大幅に増やすことが出来るようになりました。
遠州灘天然とらふぐ
現在、日本国内で流通している「とらふぐ」の9割が養殖で、天然のとらふぐは1割程度しかありませんが、その天然のとらふぐの約6割が遠州灘を含む東シナ海から日本近海で漁獲されています。
舞阪漁港では例年10月1日からとらふぐ漁が解禁され、「遠州灘天然とらふぐ」のブランド名で流通されています。
どうまん蟹
幻の蟹とも言われる「どうまん蟹」は、ガザミの一種で「ノコギリガザミ(トゲノコギリガザミ)」と呼ばれる希少なカニです。
上海ガニや毛ガニを彷彿とさせる濃厚な旨みとむっちりとした身、スイートコーンを思わせるような独特の香りと甘味がクセになる浜名湖の名産の一つです。